Q.
ブロックの属性を付加し、作図時には、属性に部品情報などを入力しています。 作成した図面から、ブロックの属性値だけを抜き出して、Excelなどで集計したいのですが、 ブロックの属性値のみ外部ファイルに書き出す方法はないですか?
A.
ブロックの属性情報をテキストファイルで書き出す機能として ATTEXT (属性書き出し)コマンドがあります。
ATTEXTコマンドはあらかじめ出力したい属性名などをテンプレートファイルに定義しておき、 そのテンプレートで定義した属性情報のみを書き出す機能になります。
ATTEXTコマンドの出力フォーマットには - DXF形式
- CDF形式 (カンマ区切り)
- SDF形式 (固定長)
の3種類があり、Excel で集計する場合は、CDF形式となります。 CDF形式は、各情報をカンマで区切り、文字列の引用符をシングルコードで出力します。
あらかじめ用意するテンプレートファイルはテキストファイルで準備します。 1項目1行で記述し、属性名やデータフォーマット、出力文字数を指定します。 例えば、
また、属性情報だけでなく、ブロック名や配置位置なども出力することができます。 以下は、ブロック名、配置位置、属性[NAME,SPEC,TYPE]を出力する場合の テンプレートの例になります。
テンプレートファイルBL:NAME C002000 BL:X N007002 BL:Y N007002 NAME C020000 SPEC C020000 TYPE C020000
ATTEXTコマンドは、出力するオブジェクト、テンプレートファイルおよび出力ファイルを指定し、 属性情報を書き出しますが、出力するオブジェクトの対象の属性を含んでいない場合は、 そのオブジェクトの情報は出力されません。
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